2003年07月20日 日曜日 11:34:06
投稿者:ハムのケンちゃん(筆者) 投稿日:2003年07月20日 日曜日 11:34:32昨晩「角隠し」という検索でご訪問頂いた方があり、やはり世間でも漠然としながらも疑問/興味を感じている人々が多いことが分かります。
ではなぜ昔から「角隠し」という言葉が生き残り、「角隠し」という行事まで存在するのか? また、「角隠し」の裏の真の意味は一体何なのか?大いに興味のある所です。
【結論】
これは厄年(女36歳、男42歳)を過ぎて「人格」の制御(ジャングル寿命)を終えて、「本能の制御」のみの領域の入ったことを意味します。
(キーワード「厄年」「ジャングル寿命+都会の寿命」などは今後別項で紹介/解説します!)
【角(つの)隠し】の正体とは?
この角は”鬼の角”の事で、この鬼とはずばり本能(「利己的DNAプログラム」)を意味します。皆さんは「鬼の面(当然角がある)」をご存知かと思います。この鬼の面は人間の持っている二つの面、つまり「人格」の顔と「本能」の顔ですの内「本能」の顔を思う存分表しています。
特に女性の面は↓にあるようにはんにゃ【般若】面(二本の角をもつ鬼女の面。詳細下記参照)面が、本能の「顔」がよく表されているように思います。
前書きが長くなりましたが要するに本HP主題の「利己的DNAプログラム」(本能)の戦略のように本能の素顔(面)である「本能」の「8箇条のご誓文」そのものが鬼面、鬼女(はんにゃ面)として表現されているわけです。
昔の人も「本能の戦略」が今と同じで全く理解出来ないものだったらしいですが、長い生活経験から、特に嫁さんは一般的に言って(男も同様ですが)、厄年を過ぎた頃から「本能の戦略オンリー」のなってくるのが多い、その面構え(「本能」の顔。鬼女(はんにゃ面))が角がはえた鬼に見えたのでしょう。
従ってせめて嫁に行く時位は、くれぐれも角(「畜生」のシンボルとして)を出さないように、つまり本能に制御されないように(なってはいけない)という戒めの気持ちで、この【角(つの)隠し】が結婚式という神聖な行事で行われた事になります。
以上が「利己的DNAプログラム」(本能)の戦略という”仮説”に基づいた説ですがこうして考えてみると、過去の先人達の偉大な知恵と、警告が現代まで伝わって来るのが分かります。本HP全ての項目に書いていきますので宜しくです。以上
▼ [ 角隠し ] の大辞林(国語辞典)からの前方一致検索結果が 1件 ありました。
つのかくし 【角隠(し)】
つのかくし 3 【角隠(し)】 (1)結婚式で、和装の花嫁が用いるかぶり物。表は白絹、裏は紅絹。近世の揚げ帽子の変化したものという。
(2)一向宗の婦女子が報恩講の参詣にかぶった黒い帽子。
大辞林(国語辞典) から
おに 【鬼】 (名)
〔姿が見えない意の「隠」の字音「おん」の転という〕
(1)(天つ神に対して)地上の国つ神。荒ぶる神。
(2)人にたたりをする怪物。もののけ。幽鬼。
(3)醜悪な形相と恐るべき怪力をもち、人畜に害をもたらす、想像上の妖怪。仏教の影響で、夜叉(やしや)・羅刹(らせつ)・餓鬼や、地獄の獄卒牛頭(ごず)・馬頭(めず)などをさす。牛の角を生やし、虎の皮のふんどしをつけた姿で表されるのは、陰陽道(おんようどう)で丑寅(うしとら)(北東)の隅を鬼門といい、万鬼の集まる所と考えられたためという。
(4)放逐された者や盗賊など、社会からの逸脱者、また先住民・異民族・大人(おおひと)・山男などの見なれない異人をいう。山伏や山間部に住む山窩(さんか)などをいうこともある。
(5)子孫の祝福に来る祖霊や地霊。
(6)死者の霊魂。亡霊。
「護国の―となる」
(7)(ア)人情のない人。冷酷な人。
(イ)(「心を鬼にする」の形で)気の毒に思いながらも冷酷に振る舞うこと。
(8)非情と思われるほど物事に精魂を傾ける人。
「文学の―」「仕事の―」
(9)鬼ごっこや隠れんぼなどの遊びで、人を探しつかまえる役。
(10)貴人の飲食物の毒味をする役。おになめ。おにくい。鬼役。
「鬼一口の毒の酒、是より毒の試みを―とは名付けそめつらん/浄瑠璃・酒呑童子枕言葉」
はんにゃ 1 【般▽若】
〔梵 prajnā 智慧の意〕
(1)〔仏〕 人間が真実の生命に目覚めた時にあらわれる、根源的な叡智。世界の窮極的真理を知ること。智慧。慧。
(2)能の女面の一。二本の角をもつ鬼女の面。憤怒・嫉妬・苦悩の情を表す。目と歯には鍍金がはめられている。創作者は般若坊と伝える。般若面。
(3)家紋の一。(2)を図案化したもの。
(4)「般若面(づら)」の略。