更新日:2003年07月05日 土曜日 19:04:27


『仮性』多重人格について


投稿者:ハムのケンちゃん(筆者)  投稿日:2002年 11月 1日(金)21時51分13秒
 『仮性』多重人格について

(今まで『疑似(ぎじ)』多重人格障害症とかの表現で騙さ れていた(我々人類が気がつけなかった)障害です。しかし本能=「利己的DNAプログラム(本能)の戦略」と新定義して考えていくとよくこの問題が理解できます。

1,『病状/症状』
 『仮性』多重人格障害症の特徴の真性多重人格障害症の違いは以下の通りです。
1)一人の主となる「人格」の「傘」の下で、複数の「人格」がその時々(都合の良 いとき)に瞬時に現れ/交替(切り替わり)あたかも主の人格が「振舞っているよう に」周りの人に誤解を与えるので、本人も周りの人間集団も真相がわからない。。

 ここで最重要なのは、真の本人の「人格」以外の「仮性人格」は、ハッキリ言えば 本能=「利己的DNAプログラム(本能)の戦略」に乗っ取られてコントロールされている という事です。(見かけ上真の「人格」が全て行動しているように他人は錯覚する が、実際は本能の深くコントロールされているといってよいでしょう)

 時として恐ろしい事は、この「本能」に制御されているという事は、他の人々(自分より下の者、下流側の人間、知人、ネットで知り合った者や記述に対して「非人格」的な扱いまでするようになるという 事です。本人が「病気」だという自覚もなく、周りの無理解、理解できないためにそ のまま放置されているという事にこの「心の深層で発生する病気」が大きな問題にな ってきている所です。(以前は通信手段が無く家族位の被害で済んでいたが、この通信が発達した現代では大げさにいうと「全世界への被害拡大」となり、いまや世界的 な大問題となってきているわけです)
 
2)では何が引き金か?
1、現代生活のようなTVゲーム、ネット環境の「仮想現実」に囲まれての生活
2、現代生活の中で絶えず強いストレスを受けての自己逃避/自己防衛機能の起動
3、トラウマに近い体験/障害からの逃避(またホルモンが入ることによる不安定域へ)
4、自身に内在する極めて「興味がある」事に対する「他の人格」のでしゃばり(俺 /私が一番、自分が正で他(者や物)は理屈抜きで気に入らない、排除攻撃して存在その物を否定する)
5、自身が「極めてやりたい事に対する、外部からの攻撃/非難」に対する逆攻撃・無視、だんまり、最終的には「兎に角中央突破でやりたい事を完遂する」
6、以上の目的達成には手段を選ばない。(これを「利己的DNAプログラム(本能)の戦略」いう)

【治療法】
 これは真性よりもっと難しい。というのは「本人」に残念ながらその自覚が全く無いからです。今現在は「治療薬」なし。真性同様「特効薬」など無い。これでは「周りの人間 /人間集団にはえらく迷惑/被害甚大」なので、兎に角対抗策が必要になる。

 あるとすれば迷惑が「周辺」/関係者達に被害が広がらないように、絶えずどこの「人格」が発言,決定しているのか、よく見極めて判断しながら治療を行う必要がある。
(具体的に言えば本人の「人格」以外がやっているような時(つまり本能ベースで進めている時など)は、「人格」がやるべく事を絶えず提示して本人に修正させ本人の「人格」のフィルターを通させて、発言/仕事をさせることを気をつけなくてはならない。 

 これを実行するには監督/指導するべき「人間」が絶えずこの「仮性人格障害」につ いて関心を払い、そして自分自身の「人格」を絶えず磨き、これらの患者(病んだ病 人)を監督、リードさせていくしか方法が無い。(指導者/監督者にとっても絶えず自 分自身を律していかないと、出来ない事なので、該当者は心して取り組み必要があります。)

【究極の治療法】
 特に42の厄年(別項目で説明)を過ぎた者にとっては厳しい相談だが、「人格」vs「「利己的DNAプログラム(本能)の戦略」を対抗軸に、本人の心(頭脳という仮想空間)の中で戦っても らうしか更生の可能性は無い、という事です。
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注:海馬:
 (生まれた時からの記憶情報を一本の線上に記憶/保管している。幼少期の耐えがたい肉体的・精神的な消しがたいダメージをを受けると自己防衛本能の機能でそのトラウマ状態の所で記憶が分断され、それが色々なトリガーで家主の真「人格」を押しのけて、その精神、頭脳、肉体を乗っ取るという問題が発生する)

余談:海馬とはその形から海にいるタツノオトシゴに似ているという事から命名されたようですが各人間の一生の記憶機能をつかさどる大変重要な領域と聞いています。私のような通信屋の素人には良くわかりませんが、どうもいまだ世界的にこの海馬をはじめ主題の『仮性』多重人格の研究がまだまだではないかと危惧しております。

 この記事が今後の参考になれば幸いです。    以上

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